MIO MATONO

INTERVIEW

──的野さんは今回のツアーに臨む上で、自分の中で「こういうことができるようになれたらいいな」みたいな目標は持っていましたか?

的野:特にこれと決めていたことはなかったんですけど、先輩方と三期生の距離がもっと縮まればいいなとか、たくさん踊って自分に自信がついたらいいなとは思っていました。

──実際、先輩たちとの距離は縮まりましたか?

的野:はい。今までは先輩方と一緒に活動する機会があまりなかったので、このツアー期間はたくさんお話して、距離が近くなった気がします。特に上村莉菜さんはよく三期生のことを気にかけてくださっていて、いろんなタイミングに声をかけてくださるし、幸阪茉里乃さんとは特に仲良くなれたんじゃないかと思います。

──「自分に自信がついたらいいな」とおっしゃいましたが、ツアーを終えた今、その手応えはありますか?

的野:『おもてなし会』で一回ステージに立ったときに、またこの景色を見たいなと思っていたので、それがツアーで実現できて、しかもたくさん見ることができたので、それはすごく自信になりました。

──的野さんは神奈川公演3日目(5月25日)に、小林由依さんと一緒に影アナにも挑戦しましたよね。

的野:はい(笑)。途中まで真面目に話しているんですけど、小林さんが「ちょっと待って?」と話を止めて、そこから可愛らしく話す構成だったんですけど、それも事前に小林さんが考えてくださって。面白かったですし、そういうことを一緒にやれてすごくうれしかったです。もちろん緊張しましたけど(笑)。

──MCではキャッチコピーを毎回ちょっとずつ変えたりする工夫もありました。

的野:さすがに何も思いつかなかったときは小田倉麗奈に「何がいいと思う?」と聞いて、そこでもらったアドバイスを混ぜたりして、面白いことを考えたりしました。だいぶ変なやつは、だいたい小田倉のアイデアです(笑)。

──そうなんですね(笑)。では、パフォーマンスを通じて新たに得られた感情や気づきはありましたか?

的野:『おもてなし会』のときよりもみんなのダンスが成長したと思うので、合わせたときの一体感はさらに高くなった気がしますし、以前は振り付けを正確に踊ることで精一杯だったんですけど、今は曲中にみんなで目を合わせたりする余裕も出てきたので、そこは成長したなと思います。でも、『おもてなし会』のときと比べると、歌に対して若干慣れが出てしまって、あまり歌えていないところが出てきてしまって。そこは改善点だなと思いました。

──それはツアーの途中で気づいたんですか?

的野:そうです。スタッフさんからも「『おもてなし会』のときよりも歌えてないよ」と指摘されたので、みんなで「ちゃんと歌おうね」と確認し合ってからステージに臨みました。

──神奈川公演3日目からは、先輩たちと一緒に「BAN」もパフォーマンス。ぴあアリーナMMは『おもてなし会』を行った思い出深い会場でしたが、あの日の初披露はいかがでしたか?

的野:最初に「BAN」の話を聞いたときは、「どうしよう?」と思ったんですけど、同時にすごくありがたいことでもあるじゃないですか。なので、たくさん練習をして、少しでも先輩方に追いつけたらいいなと思っていたんですけど、神奈川3日目の初披露が終わったあとにマネージャーさんから「三期生、このままじゃヤバいよ? 先輩たちと比べたらアラが目立つから」と注意されてしまったんです。なので、大阪公演のときは先輩方がライブをしている最中にみんなで集まって、必死に練習してから臨みました。

──ツアー中、特に美味しいと思ったケータリングはありますか?

的野:福岡で食べたShinShin(ラーメン)です。福岡にいた頃は学校帰りに食べていたけど、東京に来てからは全然食べてなかったので、久しぶりなのもあってすごい美味しく感じました。

──最後に、このツアーを経験して新たに見つけられた目標や課題はありますか?

的野:私たちは初めてのツアーだったから「頑張らなくちゃ」って気持ちが強かったんですけど、これから時間が経つにつれてそういう気持ちがどんどん薄らいでしまうこともあるんじゃないかと思っていて。なので、今後もこの2ヶ月に感じた気持ちを忘れずに、常に向上できるように頑張ることが今の目標です。

撮影/上山陽介
インタビュー/西廣智一

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